高さ1.3m、幅10mにおよぶ超細密点描画。
丸田齋氏は長崎県佐世保市生まれ。世界的ギャラリスト三潴末雄氏のもとで、ファッションデザイナーだったころからの画家への想いを現実のものとした稀有な現代アート作家。今年もミヅマアートギャラリーから ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017 に出品。
「平和と波動」©️MARUTA Sai
「平和と波動」部分 ©️MARUTA Sai Courtesy Mizuma Art Gallery Photo by MIYAJIMA Kei
「平和と波動」部分 ©️MARUTA Sai Courtesy Mizuma Art Gallery Photo by MIYAJIMA Kei
22mの原寸大模型と10mの超細密点描画を並べて鑑賞してみたいという、かねてからの願いがようやく実現いたしました。ともに大きなサイズであるのもさることながら、細部への執着は隅々に及び、部分と全体が互いに刺激し合ってかたち創り出そうとする、こうした氏の創作姿勢に共感し、共同展にお誘いしたところ、快く承諾してくださいました。
ダビンチのスフマート描法とは異なり、輪郭を徹底的に追い続けてかたちを生み出す、点線描法とも言える新たな点描手法を編み出した丸田齋氏の大作をぜひご覧頂きたいと存じます。
二つの大きな作品の間に身をおいて「部分と全体」を体感していただければ幸いです。